合格めざして! 過去問ぐるぐる大作戦-基本情報技術者(FE)クリア編

叩き上げノウハウを整理してみようと思い立ち
基本情報技術者テキスト

私が入社した昭和58年当時、汎用機の事務(勘定)系プログラミングはCOBOLの全盛時代。PCはNECのPC-9801シリーズがオフィスに入り始め、エクセルなんかまだカゲカタチも無く、マルチプラン!とかLotus-123!!が全盛でした。
いや、もう自分で書いていて感動するくらい古いですね(苦笑)。

そんな54歳のおやぢが、子どもたち世代の現役SEやプログラマーさんたちに混じって基本情報技術者試験にチャレンジ。
やりましたよ、およそ1ヶ月の勉強で一発合格 v(^^)v
というわけで、今回の「過去問ぐるぐる大作戦-基本情報技術者クリア編」のノウハウを公開します。

なお、この試験は春と秋の年2回実施され、午前・午後各2時間半、合計5時間の試験となります。
試験の位置付け、過去問ダウンロードはIPA 独立行政法人 情報処理推進機構のwebページをご覧ください。

まずは午前試験対策用テキストを選ぶ

どの試験でもまずは基礎知識のインプットが必要です。
今回はインプレス刊「五十嵐順子&ラーニング編集部著 基本情報技術者教科書 平成27年版」を選びました。
ページの作りがシンプルなうえiPhone、Android用の無料「でる語句200」アプリ付き。

i暗記アプリ
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さ・ら・に、なんと本書のPDF版も無料ダウンロードできるという、現代eラーニング教材の塊のような作り!インプレスさん、ありがとー(^^)/

とにかく3回読みます。まずは用語に慣れる時期なので、内容は深入りせず読み流してくださいね。

午前試験問題解説のスペシャルサイト「基本情報技術者試験.com」
基本情報技術者.com

※画像クリックでリンクします。

はっきり言って、短期合格できたのはこのサイトのおかげです、ぺこり。

過去2年分全4回の過去問をダウンロードしたら一問ずつ確認していきます。
計算問題は設問趣旨を6割がた理解するつもりで、解説を読みながら「紙と鉛筆」で実際にやってみます。分からないときはテキストに戻って確認を!
なお記憶系はあとで詰め込めばいいので、今は読み流しておきます。

ひととおり過去問を回したら2回目の最新回は特に丁寧に解きます。
まだ解説を見ながらで構わないので、設問意図と解法手段がはっきり分かるまで繰り返します。(計算間違いはまだ気にしなくても大丈夫)
このあと残りの過去問を解いていけば、3回目には80点以上取れるようになっているはず。

鬼門の午後試験対策

あの、正直申しあげますと、ここまでは楽勝と思っていました m(_ _)m

が、現役プログラマー以外の方にとって午後試験の難度はぐっと高いかも。
これが合格率20%程度の理由なんですね。
でも、逆にプログラムコーディングだけでは午前は難しいでしょうし、バランスの取れたなかなか良い試験だなぁと感じました。

さて午後試験をまとめて解説しているwebサイトは残念ながらほぼ皆無。
単発なら「基本情報試験.com」やYouTubeにありますが、まとまったボリュームのものは探せませんでした。

そこで急遽、技術評論社刊「角谷一成+イエローテールコンピュータ・著 基本情報技術者 試験によく出る問題集【午後】を購入することに。
入手から1週間後が試験だったので^^;、午前問題は捨て、もうこればっかりやりました。

午後問は午前と違い、毎回違う問題が出題される傾向のようです。
ですので、結果として標準出題範囲となる必須アルゴリズムと選択のプログラム開発に重点を置かざるを得ません。

前者は出題文で使われる「擬似言語プログラム」の表記に慣れることがまず第一。
この試験を受ける人ならプログラムのトレース経験はあるでしょう。
私はこの表記法を初めて見たため、プログラムの動作は理解できるものの、この表記とリンクできずに苦労しました。

・・・未だになじめませんがw

最後のハードル「プログラム開発」の選択

C、COBOL、Java、アセンブラ、表計算の中から一つ選択します。
自分がさわったことあるのは約40年前のCOBOLか、最近のエクセルしかありません。

過去問を見るとCOBOLの設問は理解できるのですが、実際のコーディング方法やレコードの記述法をすっかり忘れています。
となると残るは表計算なのですけれど、アルゴリズムの「擬似言語」同様、「独特の表計算用語」が使われていて最初はさっぱりできません。
けれど時間的にCOBOLには戻れないので、腹をくくり表計算を選ぶことにしました。

ところで、今や表計算といえばエクセル。でも、この試験はエクセル試験じゃないので関数表記が独特の日本語なんです(; 😉

「垂直照合」、「水平照合」とかはまだしも、「表引き」、「相対」は最後まで苦労しました。
ここは「基本情報法技術者 表計算 関数」などで検索し、早めにその機能を理解することが重要です。

※ヒットしたサイトの転載条件が明示されていないためリンクは載せておりません。

それが分かるようになったらIPA 独立行政法人 情報処理推進機構のwebページで過去問をダウンロードして、該当部分を解きまくる。

試験対策まとめとオマケ

『午前試験対策』

1.インプレス刊「五十嵐順子&ラーニング編集部著 基本情報技術者教科書 平成27年版」などのテキストを3回読んで用語に慣れる。

2.午前過去問をIPA 独立行政法人 情報処理推進機構のwebページでダウンロード。

3.基本情報試験.comの解説を読みながら2年分の過去問を3回解く。

『午後試験対策』

1.技術評論社刊「角谷一成+イエローテールコンピュータ・著 基本情報技術者 試験によく出る問題集【午後】などのテキストを紙と鉛筆で写しながら回答趣旨を覚える。

2.並行して、試験に使われる「擬似言語」、「表計算の関数」を解説しているwebサイトを探し、その用法に慣れる。

3.IPA 独立行政法人 情報処理推進機構のwebページで過去問をダウンロードし、選択するプログラム開発問題を解きまくる。(できるだけ多く)

『試験当日対策』

1.問題文を読まずに解けるサービス問題があるので、「塗り絵」の前には落ち着いて選択肢を読み直す。

以上、これから受験される皆さんのお役に立てると幸いです。
頑張ってください!

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