【受賞報告】日本FP協会「ネクストFPアワード2026」にて奨励賞をいただきました
心ある「未来の仲間」に届きますように

本日7月30日、ようやく皆様にご報告できる日が参りました。
この度、所属しております日本FP協会の「ネクストFPアワード2026」におきまして、奨励賞を受賞いたしました。 これまで活動を支えてくださった皆様、そして私の拙い話を真剣に聴いてくださった受講者の皆様に、心より御礼と感謝を申し上げます。
旅先での一本の電話が、私の転機となりました
今回の受賞に至る背景には、忘れられない一つの「現場」があります。 昨年、父の四十九日を終えた帰路、妻と訪れた新潟県・清津峡。宿に到着し、一息つこうとしたその時、一本の電話が鳴りました。
電話の向こうでは、突然の不幸に見舞われたお客様が、遺されたスマホやタブレットを前に、「どうすればいいか分からない」と泣きながら立ち尽くしておられました。
通常、個別の実務対応は承っていないのですが、その切実な叫びを前に「できる限りの救護活動をすべき」と感じ、お引き受けすることにしました。
思えば、このお電話が今回の受賞につながったのです。
日本FP協会の公式「初開催「ネクストFPアワード2026」受賞者決定! ページ」(pdf)
封印された「生きた証」を救い出す
その実務は困難を極めました。通帳などの紙の書類が一切なく、すべての資産情報がロックされた端末の中に眠っていたのです。 奇跡的に2ヶ月ほどでデバイスの解放に成功し、税理士・弁護士の先生方へ必要なデータを繋ぎ、無事に準確定申告を終えることができ、1年かけて残る契約等の整理も完了しました。
この経験で痛感したのは、デジタル遺品は単なるデータではなく、故人の「生きた証」や「ご家族との絆」が息づく、現代の「形見」であるということ。そして、便利なスマホが、一歩間違えれば遺族を深い絶望へと突き落とす「壁」になってしまうという現実です。
私の使命は「デジタルの赤十字」
私は自分の活動を、「デジタル赤十字」のような存在だと考えています。 赤十字が災害時に駆けつけて支援するように、私はデジタルという荒波の中で途方に暮れる遺族を救いたい。そして平時には「備え(デジタル終活)」の大切さを伝え、悲劇を未然に防ぐ「救護員」でありたい。
今回の受賞理由の一つにも、この「差別化ではなく、志を共にする仲間を増やし、仕組みで人を救う」という姿勢を評価いただけたのではないかと感じています。
これから
これまでいただいた講演アンケートでは、76歳の方から「まさに丁度良いタイミングだった」という声をいただいたり、3年前に夫を亡くした方から「もっと早く知りたかった」という切実な想いを寄せていただきました。
技術や効率が優先される時代だからこそ、「便利さよりも、人の心」を何よりも大切にするFPでありたい。
これからも、スマホの前で立ち尽くす遺族を一人でも減らすために、「デジタル赤十字」の旗を掲げて走り続けます。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

