「合理的かけほプラン」を物理SIM2枚のiPhoneで使うなら音声通話に注意
音声通話は注意が必要
※お断り
当記事は物理SIM2枚が使える香港版SIMフリーiPhone 11 Pro(iOS 13.6.1) での実験です。
日本発売のiPhoneは2枚めがeSIMのため、この使い方はできませんのでご注意ください。
日本通信の「合理的かけほプラン」のメリット
電話番号そのままでかけ放題なのが最大のメリット。
データ使用量は3GBまでなら月額2,480円(税別 以下同様)で、最低利用期間や解約金もない画期的なサービスです(契約は月単位)。
3GBを超えても1GBごとに250円で追加でき、最大30GBまで使えます。
今のところ1日、3日間など、いわゆるデータの〇〇しばりはありません。
また使いすぎを防ぐため月の上限容量も設定可能で、もちろん月の途中で変更できます。
詳しくは日本通信のHPをご覧ください。
しかし、このようなシステムは通信速度が遅かったり、あるいは音声が聞き取りづらかったりすることがあります。
そこで手持ちの物理デュアルSIMが使える香港版SIMフリーiPhone 11 Proを使って実験してみました。
ドコモと併用して格安運用を目指す
私は東京よりの埼玉県朝霞市在住で、今のところ首都圏内のみでの使用リポートです。
主回線はドコモ、ギガライト(〜1GB)+音声オプションなし契約+SPモードで月2,980円(単独契約のため割引なし)。
これに副回線の日本通信、合理的かけほプラン月2,480を加えた合計約5,460円で、かけ放題+4GBの月額運用を目指します。
そしてひと月が経ちました、さて。
音声通話、データ通信ともほぼ満足
音声は全く問題なく、移動中でもクリアな音質で満足です。
通信もほぼOK。ドコモに比べるとたまーに通信が不安定なときもありますが実用上問題ないレベルです。
もちろんテザリングもOK。
ただひとつ予期せぬ誤算が。
使っていないはずのドコモ音声通話料金が発生していたのです!
デフォルト音声回線を副回線にしても主回線でかけてしまうケースがある!?
これは物理デュアルSIMのモバイル通信設定で、モバイルデータ通信、デフォルトの音声回線とも副回線です。
しかし盲点は連絡先のこれでした。
デフォルトの優先回線を切り替えても、連絡先の優先通話回線は「前回使用」になっています。
ですので、まずはよくかける連絡先の設定変更が第一!
それでも、着信履歴から折り返すと、設定に関わらず、呼び出し番号回線からの発信になります。
つまりドコモにかかってきた電話を折返すと料金が発生するのでした。
これを避けるには着信履歴からかけ直さず、連絡先で副回線発信を確認し、そこから通話することです。
クルマの通話システムだとうっかりしがちなのでご注意あれ。
音声をとるかデータをとるか
ギガライトは1GBを超えると+1,000円/2GBなので、せめて+500円/1GBならベスト。
この点で+250円/1GBの日本通信は、月使用量がばらつく私には助かります。
しかし、当初の設定でドコモのみ1SIMなら5GBまで使える契約となり月5,980円。
一方、2SIMで「保険」にドコモの5分かけ放題オプション700円を付けると合計6,160円。
ほとんど料金変わらないけれど2SIMの方が高くなります(悲)。
ということで、コスト的には2SIM運用メリットはあまりないかも。(国内運用)
もちろん複数割引が使えるなら変わる可能性はあります。
このままのクオリティと料金が保てる前提で、キャリアから乗り換えるなら大きなメリットがあるでしょう。
以上、もう少し使ってみて新たな発見があったら追記しますね。
では快適なスマホライフを!