アップルウォッチって実は高齢者向きなんじゃ!?
使い方「は」シンプルで通話がめちゃ便利!
心電図も測れるようになったアップルウォッチ シリーズ6(Apple Watch Series 6 以下ウォッチ6と表記)。
それも含め、いわゆるウェアラブルデバイスの代表とも言える「スマートウォッチ」がどの程度使えるのか試そうと、購入から1週間が経ちました。
これまで、どちらかといえばガジェットと運動好きな人向け製品なんじゃと思っていました。
自転車でポタリングしたり、週イチテニスを楽しんだり、あるいはてくてく散歩を楽しむ程度の自分にはいらないかなぁと。
そもそも腕時計嫌いで30年以上してないし^^;
そんな私ですら早くも手放せなくなってしまい、そしていつも身につけているうち、ひょっとしてこれ、高齢者やお子様こそ便利なんじゃないかと思い始めました。
なにせ軽く、居場所も分かるので、家族にとってもお役立ちです。
このエントリーはそんなご家族(とご本人)に向け、ウォッチ6を使うための基本的な流れをご説明します。
ウォッチ6は2種類
ウォッチ6にはiPadのようにWi-Fiなしで使えるセルラーモデルと、Wi-Fiを使うGPSモデルがあります。(本体価格差は約1.2万円)
GPSモデルはiPhoneにブルートゥース接続するので、全ての機能を使うにはiPhoneを一緒に持たないといけませんが、ウォッチ6のみで使える機能もあります。
料金はiPhone使用料のみで、大人気のドコモ「ahamo」やau「povo」など大手キャリアの格安プランでも利用可能。
一方のセルラーモデルはキャリアの電波が来ているところならアイフォーンなしで使えます。
ただし、iPhoneと同一電話番号を使いたい場合(ワンナンバー)は「ahamo」などでは利用できません。
また通常契約+オプションが必要ですので、詳しくは各キャリアHPでご確認ください。
なおSIMは直接ウォッチ6に書き込む「eSIM」のため、今のところ大手3キャリア以外はウォッチ6単体利用ができない点にはご注意ください。
追記 2021/11/18
auはiPhoneを持っていなくても単独で別番号のアップルウオッチが使えるようになりました!
「ウォッチナンバー」サービスの詳細はこちらから。(auのHPにリンク)
※他社はまだ使えません
また、場所探しだけなら新発売のエアタグがおススメです。
ーーーーー 追記ここまで
ということでGPSモデルがお勧めかなぁ。(iPhoneを持っている前提で)
なおサイズは40mmと44mmの2種類があり、画像は小さい40mmです。
そうそう、バンドはリーズナブルな価格のサードパーティ品も多く、探すのも楽しいですよ。
私はこんなシリコンタイプを使っていて、汗をかいたらウォッチ6ごと水洗いしてます。
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設定はiPhoneが必要で、正直ハードルは高め
ここからは設定のお話。(watchOS7.5)
ウォッチ6はiPhoneとの連動が前提で、設定はiPhoneのウォッチアプリで行います。
そのため、まずiPhoneの使い方をある程度知っていないと戸惑うかも。
使うのは簡単なので、この設定は詳しい方にお願いした方が良いでしょう。
設定詳細はGoogle先生にお聞きくださいませ。
iPhone標準アプリに連携しないと使えないアプリも
これが私のマイ文字盤です。
よく使うアプリは「コンプリケーション」と呼ばれる四隅に配置できます。
右上から時計回りに「電話」、「カレンダー」、「メール」、「天気」です。
電話をかけるときは受話器アイコンをタップして連絡先を選べばイヤフォンやマイクなしでそのまま通話できます。
PCサポートなど、通話の多い自分にはこれがダントツに便利です。
緊急ヘルプ連絡にもすぐ出られますしね。
高齢者がお使いなら電話帳に自宅だけ登録しておけば直通電話にできます。
そうそう、電話がかかってくるとウォッチ6がトントン腕を叩いて教えてくれるので、少しお耳が遠い方でもわかるでしょう。(呼び出し音は消せます)
それからiPhoneの「探す」で今どこにいるか分かり、見守りツールとしても使えます。
ちなみにウォッチ6通話の様子のたとえ方で年齢がおおよそ分かります。
はい、ガッチャマンとウルトラセブン 笑。
わたし? そりゃ当然「アンヌ!」^^
カレンダーとメールはグーグル連動
ここは必要ない方が多いかもですが、現役世代には重宝するご案内かと。
下のカレンダーとメールはiPhoneの標準アプリで、それぞれGmailとGoogleカレンダーを追加設定しました。
iPhoneではGmailとカレンダーは標準アプリではないものを利用していますが、それらはウォッチ6では使えません。
そこで標準のアプリにグーグルアカウントを追加し、それをウォッチ6で読むようにしています。
一方、左上のお天気は「Yahoo!天気」アプリで、これはそのままウォッチ6に「インストール」できます。
このようにiPhoneで使っているアプリにはウォッチ6で使えるもの、使えないものがあります。
紛失・盗難リスクが低い
私は紛失リスクを恐れ、これまでiPhoneに決済手段は登録していませんでした。
もちろんSuicaやPASMOなどの交通系ICカードも。
しかしウォッチ6はいつも身につけているので紛失リスクはぐっと低いはず。
そこで、とりあえず「アップルペイ」にクレジットカードを登録してみたところ・・・
支払いでクレカを出さないで済むのは楽だし、この機能はウォッチだけで使えるので近所へちょこっと出かけるときなど便利です。(サイドボタン2度押し)
それにカード番号が表面に出ないのもセキュリティー面で安心です。
※追記 2021/9/18
iPhoneなしで使えるので非常に便利で、おそらくコンビニならどこでも使えます。
一方、イオンなら使えますが、他の大手スーパーでは使えないところも多いのでご注意ください。
なお、お店では「クイックペイ」で支払うことになります。(Apple Pay表示がないところが少なくない)
交通系ICカードは使う機会が減っているのでパス。
もう少し様子をみてから追加しようかと思っています。
なお、これらは「Yahoo!天気」と同じくウォッチ単体で使えます。
※追記 20210710
「ANA PASMO JCB」は登録できませんでした。
また他のカードで要録できたにしても「クレジットカードと連携するオートチャージ機能」は使えないようです。
1週間使ったまとめと
5年前、さいたま市の依頼で「高齢者コミュニティでICT機器は有効なのか?」という実証実験から始まり、私のライフワークとなった「デジタル終活」。
担当した「コミュニティカフェ おひさま」のみなさんは、今やスマホはもちろん、PCでZoomまで使いこなしています。
この方達にお勧めしたいのですけれど・・・
ウォッチ6単体で使うにはキャリアが少ないうえ料金はまだ高め。
ウォッチ6設定も慣れてる人でないと大変。
バッテリーもほぼ毎日充電、ただし充電時間は残20%から小一時間と短めなのでこれはいいかな。
そもそも高機能GPS版でApple直売5万円ほどと安くはありません。
でも心電図測定などはできませんが、基本的な機能が使えるウォッチ3なら2万円ちょっとで買えます。
なお、もっと安いスマートウォッチもあるにはありますが、セキュリティを考えるとアップル以外はお勧めしづらいです。
ウォッチ6で搭載された心電図や血中酸素濃度測定機能に加え、今後血糖値や血圧測定などにも対応すべく開発が進んでいるそうです。
また今のウォッチ6でも、強い衝撃があってから1分間何も動作がないと、安否確認で腕を叩いたり呼びかけてくれ、それでも応答がないと緊急連絡先に通報する機能があります。(設定で止められる)
近い将来、これらが心電図アプリとも連動し、異常なデータを検知すると病院に連絡を入れ、無人救急車が迎えに来て手術室に直行、そのまま緊急遠隔手術を受けるなんていう光景が見られるかもしれません。
このように深い個人情報の塊を(安心して)任せられるのは、やっぱりアップルかなーと思う今日このごろ。
ガッチャマンにしろセブンにしろ、子供の頃の夢は現実になりました。
違って欲しいのは、戦いのない平和な世界であって欲しいこと。
ね、アンヌ^^
おまけ
とかくごちゃごちゃしがちな電源周り。
USB-Aコネクタが直接挿せるこんなの使うと便利ですよ。
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“アップルウォッチって実は高齢者向きなんじゃ!?” に対して2件のコメントがあります。