合格めざして! 過去問ぐるぐる大作戦-宅建主任クリア編

宅建主任の名前は知っていましたが・・・
パーフェクト宅建テキスト

※2015年4月より名称が「宅地建物取引士」に変わりました

最後の過去問ぐるぐる大作戦は宅建主任編です。

自分は6月のCFP®試験で不動産運用設計が不合格でした。
でも一度は受験すらあきらめかけていたのがまさかの5科目合格!
現金なもので、そうなると全科目一括合格できなかったことが、今度は無性に残念に思いはじめましたw

次回CFP®試験は11月なので、不動産運用設計1科目のためだけに半年勉強するのはちと時間がもったいない気もします。
そこで来年を見据え、CFP®試験とも内容が重なっているらしい人気の宅建主任試験をあわせて勉強しようかと、お世話になったTACの先生方にお礼を兼ねメールで試験結果をご報告したところ、飯塚先生から「今度の10月試験を受けたらどうか」とアドバイスをいただきました。これが7月の終わり。

調べてみると試験は10月半ばですがweb申し込みはすでに締め切られ、郵送のみの受付になっていました。
あわてて朝霞地方庁舎まで申請書を取りにチャリンコを飛ばし、その日のうちに願書をポストに入れました。

ここで一息つけたのですが若干の疑問が。

宅建主任って何? <-オイ

すんません、締切のことで頭がいっぱいで後先かまわず申し込みました(xx)

完全独学と腹をくくり、過去問ぐるぐる大作戦を実行

TACをはじめ資格学校の講義も終盤で今からは受講できません。
もう独学しかないので、とりあえずググってみました。

さすがに毎年20数万人が受験する資格だけあり、参考書や過去問は豊富で対策webサイトも多いです。
そこで何はともあれ、いつものように過去問を入手し、webサイトを参考書代わりにして勉強することにしました。

選んだのはamazonで評価が高かった住宅新報社の「パーフェクト宅建 過去問10年間」。
プライム会員なので翌日に本が届き、早速年別の問題部分と5年分×2の解答・解説に解体しました。

テキストを分冊化

こうして問題文・解答と解説を突き合わせていきます。
もっと具体的な勉強法は・「合格めざして! 過去問ぐるぐる大作戦-AFPクリア編」をご参照くださいませ。

さてはじめの頃はとても時間がかかるのはお約束、辛抱我慢。
過去問を繰り返すうち、だんだんスピードが上がっていく、はずでしたが、、、

2度3度解説読んでもさっぱり分かりません!?

FPと全然重なってないよー(;;)
それもそのはず。
後に分かったのは問1から10問ほどは、FPではまず出ない民法だったのです。
そういえば飯塚先生が

「合格のポイントは民法。最近難しいから」

とメールに書いておられたのを思い出しました。
これでは先に進めないので、同じく住宅新報社の姉妹本で基本書の「パーフェクト宅建」を入手し、とりあえず2度ほど読み込むことにしました。

ですがこれ700ページぐらいあるんですよね(苦笑)
それでも1週間かけて目を通していたら何となく全体像が見えてきました。

宅建の問題は大きく4分野に分けられます。

1.権利関係:いわゆる民法でFPとまずかぶりません。

2.法令上の制限:CFP®試験の暗記分野を詳細にした感じ。

3.宅建業法:宅建オリジナル。

4.その他:税金やら贈与など一番FPとかぶるところ。

ところで宅建主任試験は全50問の四肢択一。
過去実績合格ラインは35点前後で合格率は15%ほど。
おおむね8割40得点を目指す感じになります。
ところが1、3からの出題が感覚的に30問ほどなので、なんとかこの分野をクリアしないと合格は望めません。

少しずつ、本当にすこーしずつ勉強を進め、直近5年間の過去問が2回り目に入ったころ、戦略がこれまた少し見えてきました。
3の宅建業法はさほどヒネリの効いた問題は多くなく、覚えればこっちはなんとかなりそう。
一方、1の権利関係=民法問題は法律用語が多く、問題も条文チックな表現が使われているため、とにかくこの表現に慣れないといけません。
そこでこちらに重点を置き、問題文を多く読み込んで違和感を無くすようにしました。

これを読んでおられるあなたも、この苦しいヤマ場を越しさえすれば、解法のコツ

「当事者が誰で、いつ、誰に対し、何をした」

と、設問を時系列で絵にすると分かりやすくなると気づかれることでしょう。
自分は試験1週間前になってようやくそうなったのですが(^^;

思うに宅建主任試験は基本暗記です。
50になっていた自分が一番苦手なとこでしたが、コツコツやったのがよかったようで後のCFP®不動産運用設計試験は余裕をもって受験することができました。
こちらは残る計算問題を中心に勉強すればよかったので。

余談ながら、最初に受験したAFP試験から早1年半が経とうとしています。
が、時間をかけて覚えた知識は若いときに比べ忘れるのが遅く感じられます。
こういう衰え方はいいものですなぁ(笑)

当日の試験会場で起きたハプニング

最後に試験会場について。

FP試験会場は電卓を叩く爆音でいっぱいですが、宅建試験会場は正反対でほとんど物音がせず、殺気立った静けさのなかでの受験となります。
もちろん電卓は持ち込めません。

一方トイレなど途中退出は自由なので(もちろん許可はいりますが)、不幸にして出入口に近い座席になった方は、試験官に「退出時はできるだけ静かに出入りしてもらうよう」試験前に話してもらうことをお勧めします。

私のとき出入り口に近い方がそれでぶち切れ、試験中なのに5分以上も大声で文句を言っていました。
まぁ気持ちは分からなくはありませんが、その行動自体も他の受験生に対して迷惑だったのですけどね。

そんなこともあるので、たまには学校帰りの中・高校生が集まる時間にマックなどのうるさい環境で勉強して「免疫」をつけておくのもアリだなと思います。
ではみなさんの合格をお祈り申し上げます。
頑張ってください。

努力は裏切りません。(それがいつかは別として)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です