東芝R632/28GK Windows10 0xc0000034エラー修復
最近のWindows10 アップデート後にブルースクリーン
※下の画像は同症状の別機種から
『東芝T55/76MB 0xc0000034エラー修復』をご覧になった東京都のH様から修復ご依頼いただきました。
既にWindows10にはアップグレード済みでしたが、最近Windowsアップデート後にブルースクリーンが出て起動しなくなったそうです。
UEFI上でSSD(mSATA)は認識されておりハード障害ではないようです。
ではブートファイルの破損修復を行います。
SSD修復はバックアップから
当機種はウルトラブックでSSDモデルです。SSDはハードディスクと違い一瞬で全データ消失のリスがあるため作業前のバックアップは必須です。
同じ理由で復旧後もディスク全体のバックアップが望ましく、ご相談のうえUSB3.0の外付けHDDドライブをご用意いただくことになりました。
まずは『Ubuntu』で立ち上げ重要なファイルのバックアップを取ります。
この時点でWindowsインストールファイルの存在も確認できたので第一段階クリアです!
※当モデルは裏面パネルを外さないとSSDは取り出せません
スタートアップ修復は最新のインストールディスクから
キーボードの「0(ゼロ)」キー(かな入力の[わ])を押して起動するハードディスクリカバリ機能から『スタートアップ修復』を試しましたが回復できません。
次にコマンドリカバリを使ったのですが、画像のようにWindowsインストールが行方不明で回復しません。
そこでMicrosoftの公式ページで最新のWindows10のディスクイメージをダウンロードし、16GBのUSBメモリにインストールメディアを作成して立ち上げ、その『スタートアップ修復』を使ったところ回復できました。
考えてみれば標準のリカバリ機能はWindows8対応と思われ、バージョンを合わせないといけないのでしょう。
※インストールメディアは青のUSB3.0ではなく2.0に挿しブート
起動後はシステメンテナンスをとりあえず起動できたのでフルバックアップを取ろうとしたらファイルに不整合があるようでできません。
やむをえず基本的なシステムチューンナップを行ったところフルバックアップできました。
その後、残るシステムメンテナンスをしたのですが、最新の「Windows 10 Creators Update(バージョン1703)」だけどうしても更新に失敗します。
これは他機種でも見られ、強制マニュアル更新すると立ち上がらなくなったことがあるので、今回はご相談のうえしばらく様子を見ることにしました。
(アップデートプログラム自体(ビルド)の更新で治るケースがあります)
こうして最後にこの状態をフルバックアップして作業を終えました。
なおアップグレード(8->8.1->10->10A_upd->10C_upd・・・)を重ねると、ストレージが細かく分割されてしまい、この辺も不具合原因になっているような感じもします。
このような環境のPCは、いずれクリーンインストールが必要になるかも。
※クリーンインストール例
ご参考エントリ(現在はバージョンが変わっていますが基本操作は同じ)
ディスクまるごとバックアップ編 『AOMEI Backupper Standard Edition 3.2』
※当作業はデータ消失の危険が伴いますので自己責任でお願いします。
もちろん修復作業も承っておりますので、よろしければお気軽にご相談下さいませ。
(遠隔作業ではなく、お預かりになります)
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