講演ライブ配信にオススメのカメラ関連機材
5年間試行錯誤した末に落ち着いたカメラまわり

講演の出張LIVE配信をするようになって早や5年あまり。
これまでATEM MINI経由のYouTube LIVEやZoomの配信をあちらこちらで行ってきました。
いろんな会場での配信経験を経て、ようやくカメラ関連機材が納得できる構成になったのでご参考までにお知らせします。
なお自分は室内専門で、またワンオペのため、極力軽量でかさばらない機材を選んでます。
ネットワークの取り出し位置や照明などに左右される撮影場所
LIVE配信の場合、基本的には有線LANの取り出し口に近いところが望ましいのですが、会場によっては演台まで距離が長い(20M弱)場合や、逆に近い(2Mほど)ときもあります。
また照明は現地設備次第なので、WB調整などの基本設定が極力簡単で間違いの少ないカメラがやりやすいです。
ということでまずカメラはSONY FX-30。
配信を始めたばかりの頃はα6600とキットレンズのSEL18135を使っていて、画質(ATEMはFHD)は満足でしたが、静止画との両立のためかメニューやボタンまわりが複雑で、時折予期せず設定が変わってしまい焦ることもありました。
その点、FX-30は動画に優しい割り切った作りになっていて、メニューも使いやすくズームレバーがあるのもポイント高し!
なお私はカメラで録画はせず、ATEMで全カメラ収録するようにしています。
空冷ファン付きなんですけれど、長時間カメラ収録すると落ちる場合もあるという動画も上がっていますので。
探していたオールマイティレンズ
レンズは同じくSONYの望遠SEL70350G。
FX-30のセンサーはフルサイズではなくAPS-Cなので、焦点距離は35mm換算で1.5倍の105-525mmと素晴らしく、このスペックとしては軽量コンパクトな一台なんですね。
しかも高画質なGレンズなのもGood!
ちなみにFX-30には超解像ズームと言う、デジタルズームよりずっときれいに拡大できる機能があり、さらに2倍までいけますので計算上は1050mmまで寄れることになります。
ただF値は4.5-6.3なので、ある程度明るいとこでないと厳しいかもですが、普通の会場なら大丈夫かな。
そして最短撮影距離も1mちょいなので、私の使い方ならこれ1台でどこでもOKのように思われます。
※アマゾンリンク貼りましたが、特別な理由がなければソニーストアで買うことをオススメします(保証とか値引きとか)、ゴメンナサイ^^;
一方でちょっと困ることも
フルサイズに比べれば圧倒的に軽くコンパクトな構成ですが、望遠にするとレンズが伸びるので三脚座も付けてます(純正にはない)。
装着するとこんな感じで、三脚座の下には雲台のクイックシューを付けてます

なお軽量アルミステーを装着すると安定感はグッと増します。
ただかさばるので、荷物運びに余裕があるなら装着をオススメします。
カメラから下の構成
メイン使用の三脚と雲台はベルボン。
たたむとコンパクトなウルトラ353ミニと、動作がなめらかでそこそこ荷重に耐えられるFHD-53D。

さて被写体をズームすると水平が崩れる場合があります。
このとき三脚の長さで調整するのは至難の技で事実上無理なことがほとんどでしょう。
そこでこのSLIKレベリングユニット2。

調整しやすいのですが、固定ダイヤルはちょっと力を入れると固く閉まりすぎるので優しく軽く回しましょう。
以上、ご参考になると幸いです。